トリオンの野望

サンドリア中興ADV（１８禁）

天晶暦８８３年　外交問題のもつれからサンドリア王国とバストゥーク共和国は全面戦争に突入。
王立騎士団と神殿騎士団の足並みが揃わないサンドリア軍は敗退を重ねザルクヘイムの支配権をバストゥークに奪われる事となる。
さらにこれを好機と見たオーク族がゲルスバ砦に軍勢を集結。
バストゥーク軍とオーク軍に挟撃される形となったサンドリア王国の運命は今や風前の灯火であった。

ここにきてサンドリアの２人の王子、トリオンとピエージェは和解。
王立騎士団と神殿騎士団の共闘で反攻に転ずる事となった。

これはクォン大陸制覇の野望に燃えるトリオン王子の戦いの物語である。

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ピエージェ「兄上！ついに我々の反攻の時だ！サンドリアは危機的状況にあるが
　　　　　　なに、兄上と私が力を合わせればヒュームやオークなど恐れるに足りないさ」

トリオン「うむ。栄光ある我がサンドリアは必ず勝つ！」

眼下に広がる凱旋門前の広場ではサンドリア全軍が王子達の出撃命令を待っていた。
広場へと足を踏み出すトリオンとピエージェ。

つるっ　ドシンッ！

トリオン「ぐはっ！！！」

ピエージェ「あ、兄上！？大丈夫ですか！？…なぜこんな所にパママの皮が…」

オポオポ「オポオポ！」

ピエージェ「…クレーディのペットの猿か…。しっしっ、あっちへ行け！」

オポオポ「オポオポ！」

トリオン「う、う～ん」

ピエージェ「兄上気が付かれたか！お怪我は！？」

トリオン（笑）「心配無いｗｗｗｗｗｗｗ俺様無敵だからｗｗｗｗｗｗｗｗ」

ピエージェ「え…？」

トリオン（笑）「うはｗｗｗｗｗｗｗ俺様サイキョーーーーｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

トリオン（笑）は満面の笑みを浮かべながらブンブンと剣を振り回した。

ピエージェ（う～ん、兄上は戦の前で昂ぶっているのだろうか？
　　　　　　まぁ怪我も無いようだし何よりだ）

ピエージェ「さぁ兄上、出撃前に演説を。兄上の演説を聞けば士気も高まります。
　　　　　　クォン大陸を制覇しサンドリアの武名を轟かせましょう！」

トリオン（笑）「小さいｗｗｗｗｗｗｗ」

ピエージェ「は？」

トリオン（笑）「お前小さすぎｗｗｗｗｗｗｗまぁ俺様にまかせておけｗｗｗｗｗｗｗ」

ピエージェ（…何だ！？兄上の背中がいつもより大きく見える…！
　　　　　　そうか、兄上はクォン大陸など眼中に無いのだ！
　　　　　　ミンダルシア大陸の制覇をも視野に入れているに違いない…。
　　　　　　兄上は私が思っていたよりも器の大きな御人かもしれない…！）

─しかしトリオン（笑）の脳内では全く別の計画がめぐらされていた。
手元の数枚のＳＳを眺めながら緩みきったトリオン（笑）の口元がさらに緩んだ。

トリオン（笑）（やっぱアヤメだなｗｗｗｗｗｗｗ俺様の女にしなくてはｗｗｗｗｗｗｗ
　　　　　　　　バス攻める理由なんて他にあるわけないじゃんｗｗｗｗｗｗｗ）

トリオン（笑）（あと大統領の娘もいいなｗｗｗｗｗｗｗ絶対処女だなｗｗｗｗｗｗｗ
　　　　　　　　俺様がいただくｗｗｗｗｗｗｗ）

トリオン（笑）（サンドで一番のいい女といえばクリルラかｗｗｗｗｗｗｗ
　　　　　　　　剣術試合でコイツに負けた気がするけど絶対気のせいｗｗｗｗｗｗ
　　　　　　　　俺様サイキョーーーーーーーｗｗｗｗｗｗｗ）

広場へと向かうトリオン（笑）とピエージェを見送ろうとクレーディが姿をあらわした。
２人の兄の身を案じるその表情からは不安の色が滲んでいた。