2004 June no.1: 6月末日
ヴァナ中の廃人がメリポ貯めにいそしんでいる頃、TaisaiSOFT(別名:ミスラのハイポリ着替え復活を願ってやまない会)の3人は都内某所にて久しぶりに顔を会わせていた。
おいら「おいすー^^」
T君「あ!夏コミ受かったお!」
T君(糞樽。プチ廃人)の放った一言にその場が凍りつく。一月以上前の消印が押された当選通知を満面の笑みで差し出すT君。とりあえずボコっておく。
当初夏に向けてオリジナルヴィジュアルノベルの製作を進めていた我々だったが、まさか夏コミに当選するとは3人の誰もが思っておらず作業は玉出し竜騎士並みに放置されたままだった。
製作を再開するにしても夏コミまで二月を切っている。とても我々の技量でゲームを完成させられる期間ではなかった。
「コピー本でお茶を濁すか…」
「サークル通行証転売ウマー」(←禁止事項です。やってはいけません)
といった建設的な意見を交し合う3人。だが、なかなか今後の方針を決められない。
その時突然、死にかけのクロウラーのように身をよじりながらT君(糞樽。プチ廃人)が叫んだ。
「そんなことよりミスラとま〇こしたいお!」
それだ!
それでいこう!!
我々3人の成すべきものが決まった。
我々には時間もやる気もないが、ミスラとま〇こしたい思いだけは限りなく純粋なはずだ。
そうだ!ミスラとま〇こできるゲームを作ろう!
この時まるでゲームが完成したかのようにテンションが最高潮に達した我々は酒を交わしながらミスラへの熱い思いを語り合い、翌朝にはゲーム製作の事などすっかり忘れていた。
3人が再び顔を合わせるのはそれから一月後のことだった…。