タル日記その1:(全10回)


起床。ベッド代わりのメロディアに礼を言って帰し、洗顔歯磨き。
着替えてストレッチをしてから、まだ人通りの少ない早朝のジュノをランニング。

螺旋状になってる長い階段を一気に駆け上がるとわりといい運動になるんだよな。
すると、朝っぱらから内藤さんとばったり出くわしてしまった。


「タル君wwwwwwwwwwどっちが速いか勝負だwwwwwwwwww」
そんなことを言って内藤さんは両手剣を振り回しながら、とんずらでオイラを追い抜いて行った。
街中で剣を振り回すなんて危ないなぁ、なんて思っていたら、剣が運悪くジュノ親衛隊員の頭に当たったらしく、すごい数の隊員を引き連れて内藤さんが駆け戻ってきた。
「ボスケテwwwwwwwwww」
って聞こえた気がするけれど、見なかったことにしておこう。

今日はオイラが朝食の当番なので朝市を覗いてみた。
猫モの好きなボスディン菜と姫の好きなたまごナスを買った。
どちらも新鮮で美味そうだ。
内藤さんはというと、まだ親衛隊員達と派手な斬り合いを演じていた。
「ボスケテwwwwwwwwww」
って聞こえた気がするけれど、見なかったことにしておこう。

レンタルハウスに帰って植木鉢に水をあげて、壺を磨いて、そして朝食の仕込み。
それから猫モと姫を起こしに行くのが日課なんだけど、これがちょっと嫌なんだよな。
二人の寝室に入ると、案の定猫モと姫はあられもない姿で寝ていた。


姫はタンクトップをまくり上げられて乳丸出しだった。猫モの仕業に違いない。
乳丸出しの姫とは対照的に、猫モはパンツを穿いていなかった。
さて、どうしたものだろう。朝っぱらから頭が痛い。


つづく (NEXT: はやくオキオキにゃ!へ)