タル日記その6 尻煙るべドー
テレポでデムに飛んでチョコボに乗ろうとしたら、なんと内藤さんと臼姫さんに出くわしてしまった。
歯が眩しい。
デートを兼ねて、２人もべドーへ証取りへ行くんだそうだ。
偉大な白の証なら他で取った方が楽なんじゃないかなと思ったけど、べドーとクゥルンならナイトと白の証をまとめて入手できるらしい。
内藤さんが
「タルくんｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗいいこと考えたｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗアラ組もうｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」
とか言ってきた。困ったなぁ。
悪い事にこっちは１６人でちょうど２人分の空きがある。
「デートの邪魔をしちゃ悪いから」とか何とか理由をつけて断ろうしたけど、臼姫さんも「あぁ…このままずっと２人きりでいたら、私どうにかなってしまうかもしれませんわ…！♪」とか言ってアラを組むのにノリ気だ。
あなたたちをアラに入れたら多分オイラ達がどうにかなってしまうんですけど！
でも臼姫さんにはオズでお世話になったし、結局押し切られる形で２人をアラに入れることになってしまった。
今朝の料理と占いで運勢が悪かったのはこれか…！嫌な予感がするぜ。全滅だけは防がなくちゃな。
クゥルンに入ってRuby Quadavから赤の証を赤魔子が首尾よく手に入れ、
オイラ達は偉大な白魔道士の証を落とすDiamond Quadavを目当てにさらに最深部に向かった。
そしたら、臼姫さんが「これでたくさん証が取れますわ♪内藤様っ褒めてくださいましー♪」と言いながらクゥダフの大群にディアガを撃ち込みやがった！
そうだった！臼姫さんはこういう人だった！ノーマークにするなんて迂闊だった…！
大乱戦が始まった。
寝かせ不可ではどうしようもないので皆にエリアチェンジで逃げるよう指示したんだけど、姫が方向音痴を発揮して逆走したのでそれを守ろうとＬＳメン達が次々と倒れていった。
臼姫さんは臼姫さんで逃げもせずに、挑発を飛ばしながら楽しそうにクゥダフをハンマーで殴っている。
よく見ると臼姫さんはサポ戦（レベル１０）だ。何を考えているのかよくわからない。
内藤さんは内藤さんで臼姫さんを“かばう”で守りながら、この期に及んで金貨を盗みまくっていた。感心していいのか呆れていいのかわかんないな。
─結局、１４人が戦闘不能になってしまった。
幸いにも猫モ・姫・黒っち・臼姫さんの４人がエリアチェンジに成功して無事逃げ切ったので、皆レイズⅡで復活できそうだ。
忍者と狩人が姫を殴らせまいと必死でタゲを取りまくったおかげだな。偉いぞ。
ちなみに忍者と狩人は立ったまま戦闘不能になってる。仕事をやり遂げたイイ顔で死んでるな。
猫モ達がこちらへ戻ってくるのを待っていると、いち早く黒っちがやって来た。
やけに早いなと思ったら、とんずらを使って来たみたいだ。こいつサポシかよ！
黒っちは戦闘不能の赤魔子に近づくと、ホクホク顔で尻枕をし始めた。
こいつ、この機会を狙ってそのためだけにサポシにしてきやがったな…。
猫モと臼姫さんはここの地理に明るくないようだし、方向音痴の姫をフォローしながらだから３人が戻って来るまでには時間がかかるみたいだ。
その間、黒っちは思う存分尻枕を堪能できるというわけだ。
「あ…あとで見ておきなさい…！」とうめく赤魔子をよそに「ふかふかだよ～ふかふかだよ～っ」と黒っちはご満悦だ。
後が怖いとか考えなさすぎだろこいつは。図太いというか脳天気というか…。
邪気が無い黒っちがやってるからあまり卑猥な感じはしないんだけど、やってる事はド変態だよな。
そしてあろうことかパンツを下ろして、生尻に顔を埋めはじめやがった…！
こいつ、後先考えなさすぎだろ！
怒り狂う赤魔子をなだめるのはオイラの役目になっちゃってるんだけど、今度ばかりは黒っちを助けてやれないかもしれないなぁ…。
つづく（次回：はやくゴシゴシにゃ！）
