タル日記その8 手ごたえはＦカップ（全１０回）
姫はかなり酔った様子で酩酊状態だった。
なぜか猫モのミスラセパレーツを着ていて、ブラのサイズが全然合ってない。
ヒゲヒュームの男は
「熱いでしょう…少し胸元を楽にしましょうか」
とか言いながら姫を脱がしにかかっていた。
「私のレンタルハウス、すぐそこなんですよ！そこで休んで気持ちいいことを…いえ、楽になりましょう。
私少し腰にガタがきてますけど、元十人隊長の名にかけて今夜はがんばりますから！」
とか言ってヒゲ男は持ち帰る気満々だ。
姫も「はい〜…ふつつか者ですがお世話になりますー…」
とか丁寧にお辞儀とかしてるし！
オイラはヒゲ男を斧で殴り倒し、酩酊状態の姫をシラヴァードの背中に乗せてレンタルハウスに連れ帰った。
水を飲ませると少し落ち着いた姫はちゃんと着替えてくれて、ようやく一安心と思ったら、そこからがまた大変だった。
「は〜い、おっぱいでちゅよ〜。たくさんおっぱい飲んで、おおきくなってくだちゃいね〜♪」
とかわけがわからないことを言って、姫はオイラに乳を押しつけてきたんだ…。
いや、オイラ成人男性なんだけど…。
オイラが胸を押し付けられるのを嫌がると
「もうっ…！好き嫌いばかりして！おおきくなりたくないのタルちゃんはっ！」
と言って乳で往復ビンタまで喰らわされた。
相変わらず酒癖悪いな姫は…。
オイラは逃げ出したかったけど、こんな状態の姫を放っておけないし、どうしようか困っていたら姫がポロポロと泣きだした。
「わたしのおっぱいなんて汚くて飲めないのね…。ひどい、ひどいわタルちゃん…！この人でなしっ！」
なんて言いだしたので、オイラが慌てて「汚いなんてとんでもないよ。綺麗だよ」と慰めると、
「じゃあ、おっぱい飲んでね♪は〜い、たくさん飲んでくだちゃいね〜♪」
と満面の笑顔で乳を押しつけてきた。
…わざとやってるんじゃないよな…。
それからオイラは泣いたり笑ったりする姫をなだめすかさせられるハメになった。
…面倒みきれないよ。 猫モはやく帰ってこないかな…。
つづく（次回：護衛の報酬〜ナイマ編〜）
